ご挨拶
音楽に初めて触れるお子様、ピアノやヴァイオリン等のあらゆる楽器の講師、プロとして活動する演奏家——年齢や性別、経験を問わず音楽に関わる人皆が一体となり、より良い音楽を志せる環境を創造したい。そして生涯音楽と共に生きていきたいという気持ちを育んでほしい。
音楽舎フィールシュパースは、これらを実現するために生まれた音楽団体です。
私たちは常に新しい演奏会やレッスンの在り方を探究し続けております。
生徒様への指導
音楽は、終わりのない探究の繰り返しです。その探究心がどこへ向かうのかが、1番大切な事なのではないかと考えております。
むずかしい曲がただ弾けるようになることで、"音楽を学んだ"ということにはなりません。演奏技術と感性は時として別のものとして語られる事も多いのではないでしょうか。しかし技術は感性を伝えるための“引き出し”や“方法”として磨かれるべきもので、技術を磨くことそれ自体が目的ではありません。"うまいけれど、心に響かないなぁ"は、そもそも音楽として"上手"なのではなく、"間違わずに弾ける" "たくさん指が動く"などの事ができたというだけに過ぎないのかもしれません。
音楽において目指すべきところは、"心により深く届く演奏をすること" なのです。
音楽舎フィールシュパースは"自分はこう弾きたい"という想いを生徒様自らが持てるような指導を心がけており、生徒様自身の感性を表現することに必要な技術が、より自然な形でついてくるような教育に取り組んでおります。
自分の感性が、音楽を通し人の心に届いた時、初めて音楽の本質や喜びに触れることができるのだと、音楽家としても講師としても感じております。
感性を育む音楽環境
楽器に触れたその時から、色々な楽器や演奏家に囲まれ、様々な音や奏法に触れることは、こんな音で弾きたい!こんな風に音楽をつくりたい!という探究心を育んでくれます。他の楽器とも近い距離感で学ぶことのできる環境は、実は一人での演奏を探究する上でも必要不可欠なのです。
そして生き生きとした音楽環境に包まれるということは、ただ楽譜を読み進め、目に見える成果のみを求めてしまいがちな"習い事"のイメージを、より芸術としての音楽に導いていってくれるのではないかと考えております。 生徒様はもちろん、演奏家・指導者一同も常に音楽を心から楽しんでおります。
また、講師一同は演奏家として活動しており、自らの演奏に向き合うことや演奏活動から得たものを生徒様への指導に深く結びつけ還元をしております。これからも生徒様の探究心を育む、新しいレッスン環境を創り続けて参ります。